台湾与党の民進党 党内対立表面化 総統選の公認で

台湾与党の民進党 党内対立表面化 総統選の公認で
来年行われる台湾の総統選挙をめぐる与党・民進党の候補者選びは、再選を目指す蔡英文総統と、ポスト蔡としての呼び声が高い頼清徳氏の間で争われることになり、党内の対立が表面化しています。
台湾では、来年1月に総統選挙が行われる予定で、再選を目指す蔡英文総統は21日、みずからが所属する民進党の党本部を訪れ、予備選挙の届け出を行いました。

蔡氏は「民進党、そして台湾が私を必要としている。引き続き責務を担いたい」と決意を述べました。

民進党では、ポスト蔡としての呼び声が高い前行政院長の頼清徳氏が、今月18日、突然、立候補の意向を示し、党内の対立が表面化しています。

これについて蔡氏は「想定外の展開だがかまわない。総統というのはチャレンジを受ける立場にありさまざまな問題に対応しなければならない」と述べました。

民進党の執行部は、対立が深まるのを避けるため候補者の一本化に向けて協議することにしていますが、来月初めごろまでにまとまらない場合、世論調査を行って公認候補を決める予定です。

台湾のメディアの世論調査では、頼氏の支持率が蔡氏を上回っていて、現職の総統が公認を得られない異例の事態となる可能性もあるだけに、民進党の候補者選びの行方に注目が集まっています。