広島の原爆の残り火 ローマ法王にサーロー節子さんが手渡す

広島の原爆の残り火 ローマ法王にサーロー節子さんが手渡す
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世界各国で核兵器の廃絶を訴えノーベル平和賞の授賞式で被爆者として初めて演説したサーロー節子さんや被爆3世の中学生らがバチカンを訪れ、ローマ カトリック教会のフランシスコ法王に、広島に投下された原爆の残り火、「平和の火」を手渡して核廃絶の重要性を訴えました。
広島に投下された原爆の残り火、「平和の火」は福岡県八女市で平和のシンボルとしてともされ続けていて、京都に拠点を置くNPOが国内外で火を分ける活動を行っています。

この一環として、カナダ在住の被爆者、サーロー節子さんが20日、長崎市の被爆3世の中学生などとともにバチカンを訪れてフランシスコ法王と面会し、「平和の火」をともしたランプを手渡して、核兵器の廃絶や平和への願いを込めて火を消すようお願いすると、フランシスコ法王が火を吹き消しました。

フランシスコ法王は核廃絶に強い関心を持っていて、ことし11月に来日し、被爆地の広島や長崎を訪れたいとの意向を示しています。

サーロー節子さんは「核廃絶への思いは今までの法王の中でもいちばん強く、平和に対する思いをはっきりと示してくれると思う」と述べ、核廃絶に向けてフランシスコ法王が日本で力強いメッセージを打ち出すことに期待していました。

長崎市の被爆3世の中学1年生、岡田夕咲さんは「フランシスコ法王には争いが起こってはいけないということを世界に伝えてほしい」と話していました。