M5.4の地震 地熱発電で地下に大量注水が原因 調査チーム 韓国

M5.4の地震 地熱発電で地下に大量注水が原因 調査チーム 韓国
おととし、韓国南部で起きたマグニチュード5.4の地震について、韓国政府の調査研究チームは、震源の近くで行われていた地熱発電のために地下に大量に注水したことによって断層が動き、地震が誘発されたとする結果を発表しました。
おととし11月、韓国南部のポハン(浦項)で起きたマグニチュード5.4の地震は韓国の観測史上2番目の規模で、建物が倒壊するなどして100人以上がけがをしました。

韓国政府の調査研究チームは20日、記者会見を開き、およそ1年間にわたって調査した結果、地震の原因は、地熱発電で蒸気を発生させるために地下に大量に注水したことで誘発されたとする結果を発表しました。

この地震の震源の深さは7キロだったのに対し、注水が行われたのは地中およそ4キロ付近だったということですが、注水の際に圧力が発生して断層が動き、マグニチュード5.4の地震につながったとしています。

この発表を受けて、事業を主管していた韓国の産業通商資源省は遺憾の意を表明し、ポハンでの事業を中断して地熱発電の施設を撤去する方針を示しました。

一方で今回の結果について韓国メディアは、実証実験が十分でないとか、自然に発生した地震の可能性もある、といった見方も伝えています。