経済危機のベネズエラ 仮想通貨で食品購入の動き

経済危機のベネズエラ 仮想通貨で食品購入の動き
政治的な混乱で深刻な経済危機に陥り、年率200万%を超えるインフレが続く南米のベネズエラでは、クレジットカードの使用が制限されていて仮想通貨で食料品などを購入する動きが出ています。
南米のベネズエラは、独裁を続ける反米のマドゥーロ大統領と、アメリカの支援を受けるグアイド国会議長が対立し、深刻な経済危機に陥っています。

ベネズエラでは、食料品や医薬品が不足して物価が高騰し、極度のインフレに陥っていて、野党側によりますと、先月のインフレ率は年率229万%に達しています。

また、大手のクレジットカードの使用も制限されていることから、現地では、アメリカドルでしか買い物できない店も増えています。

こうした状況を受けて、現地では、仮想通貨で食料品などを購入する動きが出ていて、業界団体によりますと、現在レストランやスーパーなど2500か所以上で利用が可能だということです。

仮想通貨を利用できる店は、ことし中に今の3倍の7500店舗まで増える見通しで、利用者は1万人に上るということです。

給与の支払いを仮想通貨で行う企業も増えているということで、仮想通貨で食料品を購入していた男性は「ベネズエラは経済破綻しているし、たくさんのお金を持ち歩くのもいやなので資産を守るために仮想通貨を使っています。これからもどんどん普及していくと思います」と話していました。