死亡の小6女児2人は別々の中学校に進学予定

死亡の小6女児2人は別々の中学校に進学予定
愛知県豊田市でマンションから飛び降りて自殺したとみられる小学6年生の女の子2人が現場に残していたメモのうち、いじめなどのトラブルをうかがわせる内容のものは2人のうち1人が書いたものだったことが、捜査関係者への取材で分かりました。2人は来月から別々の中学校に進学することになっていたということで、警察は関係者から幅広く話を聞いていきさつを調べています。
12日の夜、豊田市陣中町のマンションの敷地で、市内の同じ小学校に通う6年生の女の子2人が血を流して倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡しました。警察は飛び降り自殺を図ったとみています。

現場には複数のメモが残されていましたが、いじめなどのトラブルをうかがわせる内容のものは亡くなった2人のうち1人が書いたものだったことが、捜査関係者への取材で分かりました。

また、2人は家が近所で親しい間柄だったということですが、来月から別々の中学校に進学することになっていたということです。

これまでのところ明確な動機は分かっておらず、警察は引き続き、関係者から幅広く話を聞いていきさつを調べています。

保護者説明会開催へ心のケアも

豊田市教育委員会によりますと、亡くなった女の子2人が通っていた小学校では、14日午後7時から6年生の保護者を対象に説明会を開くことにしています。この中で、学校側は、問題の経緯や今後の対応などについて説明するものとみられます。

一方、小学校には、市からスクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーの合わせて3人が派遣され、心のケアに当たっています。

教育委員会によりますと、派遣の期間は3日間で初日の13日は14人が相談に訪れましたが、14日は午後4時までに34人が相談に来たということです。

教育委員会は相談の状況などを踏まえ、来週以降の対応を決めたいとしています。

尾木さん「3月は最も気をつけるべき時期」

教育評論家の尾木直樹さんは、卒業や進学を控えた3月は周りの大人たちが子どもたちに最も目を向けるべき時期だと指摘しています。

尾木さんは「この時期は、子どもたちの多くが、卒業式や進学先での新生活など明るい話題に目を向けている。このため、人間関係がうまく行かなかったり受験で失敗したりして傷ついている子どもが周囲に悩みを打ち明けにくく、最も気をつけなければならない時期だ」と話しています。

そのうえで「学校などが実施する定期的なアンケート調査では把握しきれない悩みやトラブルもある。周囲の大人たちが子どもたちが発するサインを見逃さないよう目を配るとともに、短時間でもいいから対話するなど、“フェース・トゥー・フェース”の対応を心がけるべきだ」としています。