米国務長官 中国の通信機器の東ヨーロッパ浸透に警鐘

米国務長官 中国の通信機器の東ヨーロッパ浸透に警鐘
アメリカのポンペイオ国務長官は、中国の通信機器大手ファーウェイの製品がヨーロッパ東部で広く用いられ、中国にデータを利用されるおそれがあるとして、各国に利用しないよう求めていく方針を示し、中国の影響力の拡大への危機感を背景に圧力を強める構えです。
アメリカのポンペイオ国務長官は今週、ハンガリー、スロバキア、それにポーランドを相次いで訪問する予定で、最初の訪問国ハンガリーのブダペストで11日、記者団の取材に応じました。

このなかでポンペイオ長官は、ハンガリーで中国の通信機器大手ファーウェイの製品が普及していることについて「中国にデータを利用され、国民のプライバシーが守られない危険性がある。アメリカにはこの情報を伝える義務がある」と強調しました。

さらに、ポンペイオ長官は「ファーウェイの製品があると、アメリカがその国と協力するのは難しくなる」と述べ、各国に対してファーウェイの機器を使わないよう求めていく方針を示しました。

その背景には、中国がヨーロッパの中・東部で影響力を広げていることにトランプ政権が危機感を募らせていることがあるものとみられます。

トランプ政権はファーウェイの機器が安全保障上の脅威になり得ると主張していますが、ファーウェイや中国政府はこうした指摘を否定しています。

「米のでっちあげ」中国外務省 報道官

これについて中国外務省の華春瑩報道官は12日の記者会見で、「アメリカは手段を選ばずさまざま罪名や中国脅威論をでっちあげている。アメリカのやり方は不公正かつ不道徳で大国のあるべき振る舞いや風格がまったくない」などと強く批判しました。

そのうえで、華報道官は「各国には正常な国家間の友好と協力のために公平、公正、開放的かつ寛容で透明で規範化された条件と環境を提供するよう望む」と述べて、ファーウェイの製品を締め出さないよう呼びかけました。