去年1年間の貿易収支 3年ぶりの赤字

去年1年間の貿易収支 3年ぶりの赤字
輸出から輸入を差し引いた去年1年間の日本の貿易収支は、原油の輸入価格の高止まりで輸入額が増えたことなどから1兆2033億円の赤字となり、3年ぶりの赤字となりました。
財務省によりますと、去年1年間の輸出額は、UAE=アラブ首長国連邦向けの自動車や、中国向けの車両のエンジンなどの輸出が増えたことから、前の年より4.1%増えて81兆4866億円と2年連続で増加しました。

一方、輸入額は、原油価格が高止まりしたことや、液化天然ガスや石油製品の価格も上昇したことから、前の年より9.7%増えて82兆6899億円でした。

この結果、輸出から輸入を差し引いた去年1年間の貿易収支は1兆2033億円の赤字となりました。貿易収支が赤字になるのは3年ぶりです。

地域別では、半導体製造装置などの輸出が増加した中国への輸出額が15兆9018億円と前の年より6.8%増え、過去最大となりました。

また、貿易不均衡を問題視しているアメリカに対する貿易収支は6兆4548億円の黒字でしたが、自動車や自動車部品の輸出が減ったことなどから、黒字幅は2年ぶりに縮小しました。

合わせて発表された去年12月の貿易収支は、中国向けの液晶製造装置や携帯電話の部品などの輸出が減ったことから553億円の赤字となり、3か月連続で赤字となりました。

財務省は「足元の中国向けの輸出の減少が貿易問題が要因かどうかは分からない」としています。