点滴3人殺害事件 元看護師を殺人罪などで起訴

点滴3人殺害事件 元看護師を殺人罪などで起訴
横浜市の病院で高齢の入院患者3人の点滴に消毒液を混入し殺害したとして逮捕された元看護師について、横浜地方検察庁は精神鑑定の結果から刑事責任は問えると判断し、7日、殺人などの罪で起訴しました。
起訴されたのは、横浜市神奈川区の旧「大口病院」の元看護師、久保木愛弓被告(31)です。

起訴状などによりますと、久保木被告はおととし9月、入院患者の西川惣藏さん(88)と、八巻信雄さん(88)、それに興津朝江さん(78)の点滴にそれぞれ消毒液を混入して殺害したほか、同じ時期に未使用だった複数の点滴袋にも消毒液を混入していたとして、殺人と殺人予備の罪に問われています。

横浜地方検察庁は、今月初めまでのおよそ3か月にわたって久保木被告の精神鑑定を行った結果、刑事責任は問えると判断し7日、起訴しました。

一方、4人目となる男性を同じ手口で殺害していたとして、先月、追送検されましたが、これについては不起訴となりました。

検察は、久保木被告の認否などを明らかにしていません。

興津さん姉「本当のこと知りたい」

久保木被告が起訴されたことを受けて、殺害された興津朝江さんの姉は「今後の裁判ではあんなに元気だった妹がどうして死ななければならなかったのか、どういう気持ちで点滴に消毒液を入れたのか、被告の口から本当のことを知りたいと思っています」というコメントを弁護士を通じて出しました。

西川さん長女「すべて詳細に語って」

殺害された西川惣藏さんの長女が弁護士を通じてコメントを出しました。この中で長女は「被告が今、どんな気持ちでいるのか知りたいと思っています。父の死についてわからないことだらけでしたので、やっといろいろなことがわかっていくのかなと期待しています。被告には法廷ですべてを詳細に話してほしいと思っています」としています。