野生イノシシから豚コレラウイルスの陽性反応 岐阜

野生イノシシから豚コレラウイルスの陽性反応 岐阜
岐阜市の養豚場で豚コレラが発生した問題で、13日、新たに岐阜市内で野生のイノシシ1頭が死んでいるのが見つかり、岐阜県が検査を行ったところ、14日朝、豚コレラウイルスの陽性反応が出ました。イノシシの検体は国に送られ、さらに詳しい検査が行われることになっています。
岐阜市の養豚場では先月下旬から相次いでブタが死んだり弱ったりし、国内では平成4年以降確認されていなかった豚コレラに感染していたことがわかりました。

こうした中、13日、この養豚場からおよそ7キロ離れた岐阜市内の道路脇の水路で、野生のイノシシ1頭が死んでいるのを近所の人が見つけ、岐阜県が検査したところ、14日朝、豚コレラウイルスの陽性反応が出たということです。

県はイノシシの検体を国に送り、さらに詳しい検査が行われることになっています。

県は、野生のイノシシが見つかった場所で消毒作業を行うとともに、半径10キロ以内にあるブタやイノシシを飼育する9つの農場に対し、当面、異常がないか1日2回報告を行うよう求めました。

また、岐阜県内すべての市町村に、野生のイノシシが死んでいるのが見つかった場合には速やかに県に報告するよう求めました。

岐阜市内では、先月21日にも死んだ野生のイノシシ2頭が見つかりましたが、すでに焼却処分されたため、豚コレラの感染の有無はわかっていません。

近所の人は

イノシシを見つけた男性は「きのうの朝、田んぼの水路を見に来たらイノシシが浮かんでいたので、すぐに岐阜市に連絡しました。まさか豚コレラとは思わなかったので、びっくりしています」と話していました。

また、近くに住む女性は「近所の人どうしで豚コレラかもしれないと話してはいましたが、驚きました。ヒトにはうつらないということですが、早く終息してほしいです」と話していました。

斎藤農相「拡大防止に全力」

豚コレラの対応について、齋藤農林水産大臣は閣議のあとの記者会見で、「おととい岐阜県の担当者も含めた『拡大豚コレラ疫学調査チーム』を発足させ、感染経路の早期究明を急いでおり、本日、全国の都道府県に対して、野生のいのししを含めた野生動物の侵入防止を農家に徹底するよう指示をした。環境省などの関係省庁と状況を共有しながら、野生いのししなどから、養豚農家へ豚コレラの感染が拡大しないよう全力で取り組みたい」と述べました。