東京でも浸水に備えた動き 町会とマンションが連携も

東京でも浸水に備えた動き 町会とマンションが連携も
西日本を中心とした記録的な豪雨では、土砂崩れや川の氾濫が相次ぎ、各地で大きな被害が出ました。都内でも大雨による浸水への備えに注目が集まっています。
このうち、海抜ゼロメートル地帯が多く、川の氾濫や高潮などで大規模な浸水が起きるおそれがある東京・葛飾区の東新小岩7丁目町会では、住民が主体となって備えを進めています。

この地区では、最大3メートルから5メートルの浸水が想定され、2週間以上浸水した状態が続く危険性があり、近隣の自治体への広域避難が必要となる一方で、逃げ遅れた住民をどうやって救助するかが課題となっています。

このため、町会では、エンジンのついたボートを2そう保有し、救助や物資の運搬に活用するほか、住民に赤と白の旗を配り、近隣で救助が必要な赤色の旗があがっている家や旗があがっていない家に声をかけてもらうことにしています。

さらに、町会の中にあるマンションの住民とも連携し、緊急の場合は近くの住民がマンションの廊下など共用スペースに一時的に避難できるようにしたということです。

町会長の中川榮久さんは「私たちの地域で、もし川が氾濫したらなかなか水がひかないおそれもあり、危機感は高まっています。自分のことだけでなく、隣近所のことにも常日頃から気をかけることがいざというときのいちばんの減災になると考え、対策を進めていきたい」と話しています。