独中首脳「多国間主義守る」 米の通商政策けん制

独中首脳「多国間主義守る」 米の通商政策けん制
アメリカのトランプ政権の通商政策によって貿易摩擦が激しくなる中、ドイツのメルケル首相と中国の李克強首相がベルリンで首脳会談を行い、「われわれは多国間主義を守っていく」として、保護主義的な政策を推し進めるトランプ政権をけん制しました。
アメリカのトランプ政権は、中国のハイテク製品などに関税を上乗せする制裁措置を発動したほか、EU=ヨーロッパ連合などからの輸入車に高い関税を課す構えも示し、世界的な貿易摩擦を招いています。

こうした中、ドイツのメルケル首相は9日、ヨーロッパを訪問中の中国の李克強首相と首都ベルリンで会談し、会談後、両首脳は共同で記者会見を行いました。

この中で、メルケル首相が「われわれは、WTO=世界貿易機関のルールと多国間主義を守っていくことで改めて合意した」と述べたほか、李首相も「1国主義に反対し、自由貿易を支持する」と述べ、そろって保護主義的な政策を推し進めるトランプ政権をけん制しました。

また会見に先立って、自動車分野などでおよそ200億ユーロ(2兆6000億円)に上る協定が結ばれ、貿易の分野でアメリカの批判の対象となっている両国が、経済面での結びつきを強める姿勢を改めて鮮明にしています。