海のプラスチックごみ 米で回収装置公開

海のプラスチックごみ 米で回収装置公開
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海に投棄されたプラスチックごみによる環境汚染や生態系への影響が懸念される中、オランダの団体が太平洋の広い範囲を漂うプラスチックごみを回収しようと特殊な装置を開発し、アメリカのサンフランシスコで公開しました。
オランダに本部を置く非営利団体「オーシャンクリーンアップ」はアメリカのカリフォルニア州とハワイ州の間の海域を漂流するプラスチックごみの回収をことし9月に始める計画で、13日、回収のために開発した装置をサンフランシスコで公開しました。

装置は、直径1メートル20センチ、長さ12メートルの巨大なパイプを50本ほどつなげるもので全長およそ600メートルの長さになります。両端を船でゆっくりと引いて漂流するごみを囲い込み、回収します。

パイプからは長さ3メートルのナイロンの生地を垂らし、沈んだごみも回収するということです。活動を行う海域は、「太平洋ごみベルト」と呼ばれていて、団体によりますと7万9000トンのプラスチックごみが160万平方キロメートル、日本の面積の4倍以上の範囲で漂流し、環境汚染や生態系への影響が懸念されています。

試験的に回収したプラスチックごみに書かれた文字などから、30%は日本からのものと見られるということです。団体のボイヤン・スラットCEOは「プラスチックごみを効率的に回収しつつ、高い波に耐えられるようにした。年内にも回収したごみを運搬船にのせてサンフランシスコに持ち帰る予定だ」と話していました。