都内初 自転車の鍵かけを条例で義務づけ 足立区でパレード

都内初 自転車の鍵かけを条例で義務づけ 足立区でパレード
自転車の盗難被害が後を絶たない東京・足立区で、自転車に鍵をかけることを義務づける条例がことしから施行されたことを周知するパレードが行われました。
パレードには、足立区の職員や地元の住民などおよそ180人が参加し、「鍵かけを徹底しよう」とか「自転車盗難を減らそう」などと街の人たちに呼びかけながら、およそ1キロの道のりを行進しました。

足立区では自転車の盗難被害が後を絶たず、盗まれた自転車のうちおよそ6割で、鍵がかけられていない状態だったということで、区はことしから、自転車の施錠を義務づける条例を施行しました。

対象となるのは、駅前や商業施設などに駐輪する自転車だけでなく、自宅に置いてある自転車も含まれていて、違反した場合、罰則はありませんが、警告する紙を貼って注意を促しています。

区によりますと、こうした条例は都内で初めてだということです。

パレードに参加した足立区駐輪場対策担当課の坂本伸課長は「自転車の盗難という犯罪を見逃せば、今後、さらに大きな犯罪につながるおそれがある。施錠を徹底して盗難を減らしていくことで、安心、安全で住みやすい街にしていきたい」と話していました。

足立区 刑法犯の4割が自転車盗難

足立区は、刑法犯の認知件数が都内の自治体で最も多く、このうちおよそ4割を占めている自転車の盗難を、どのように防ぐかが課題となっています。

足立区によりますと、去年1年間に区内で起きた刑法犯の認知件数は、合わせて6633件で都内の自治体で最も多くなり、このうち自転車の盗難が2470件とおよそ4割を占めました。

区はこれまでも警察と連携しながら、駐輪場などで施錠されていない自転車に鍵をかけて、その後、持ち主に指導をしたり、街頭でチラシを配ったりする取り組みを繰り返し行ってきましたが、今回の条例によって自転車の盗難をさらに防いでいきたいとしています。