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3月11日のニュース

東電社長 福島第一原発で黙とう「責任果たす」

東京電力福島第一原子力発電所では地震が発生した時刻に合わせて廣瀬直己社長が社員とともに黙とうをささげ、廃炉作業や賠償などに最後まで責任を果たすと話しました。
東京電力の廣瀬社長は11日に福島第一原発を訪れ、地震が発生した午後2時46分、事故の直後から対応の拠点となっている免震重要棟で、廃炉作業に当たっている社員およそ80人とともに黙とうをささげました。
このあと廣瀬社長は社員たちに、「5年前の津波で東京電力の過信とおごりは、木っ端みじんになった。核燃料の取り出しや賠償など、まだまだ課題はたくさんある。一丸となって取り組んでいかなければならない」と訓示しました。
訓示のあと廣瀬社長は記者団に対して、「避難と厳しい生活を余儀なくされ、その中で亡くなった方もたくさんいます。大変申し訳なく思っています。また、避難指示の解除に伴う住民の帰還について不安に思う人もいると思います。廃炉、賠償、除染など、最後まで責任を果たしていきます」と話しました。

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