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2月26日のニュース

ベラルーシと原発事故で情報交換を

政府は、26年前にチェルノブイリ原子力発電所の事故で深刻な被害を受けたベラルーシと、放射性物質の拡散による健康被害や土壌汚染などの情報を交換し、東京電力福島第一原子力発電所の事故への対応に生かしたいとして、2国間協定の締結を目指すことになりました。
ウクライナにあるチェルノブイリ原子力発電所は、ベラルーシの国境から10キロ余りしか離れておらず、1986年に実験運転中の原子炉が爆発した事故では、ベラルーシ側にも大量の放射性物質が拡散し、深刻な被害が出ました。
このため日本政府は、ベラルーシと原発事故に関する情報を共有し、福島第一原発の事故への対応に生かしたいとして、原発事故への対処に関する2国間協定の締結を目指すことになりました。
協定には、放射性物質が拡散したことによる健康被害や土壌汚染などについて、詳細なデータを交換することや、両国の原子力の専門家が相互に訪問して実態調査を行うことなどが盛り込まれる見通しです。
日本政府は、チェルノブイリ原発を抱えるウクライナとも、先月から同様の協定の締結に向けた交渉を始めています。

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