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2月16日のニュース

3号機取水口 濃度やや上昇

東京電力福島第一原子力発電所の2号機と3号機の取水口付近で、15日、採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、3号機付近でやや上昇しました。
福島第一原発の周辺では、去年4月と5月に、海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで、東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
15日、2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たり▽セシウム134が国の基準の1.4倍の0.083ベクレル、▽セシウム137が1.4倍の0.13ベクレル検出されました。
また、3号機の取水口付近では、▽セシウム134が基準の4.3倍の0.26ベクレル、▽セシウム137が3.7倍の0.33ベクレル検出されました。
2号機付近は、前の日から大きな変化はありませんでしたが、3号機付近はやや上昇しました。
一方、15日と14日、福島第一原発周辺の沿岸と沖合の12か所で行った調査では、沿岸2か所で放射性セシウムが検出されましたが、基準を大幅に下回りました。

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