東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

1月31日のニュース

2・3号機付近 濃度やや上昇

東京電力福島第一原子力発電所の2号機と3号機の取水口付近で、30日採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、前の日をやや上回りました。
福島第一原発の周辺では、去年4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで、東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
30日、2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たり、セシウム134が国の基準の2.2倍の0.13ベクレル、セシウム137が1.9倍の0.17ベクレル検出されました。
また3号機の取水口付近では、セシウム134が基準の4.3倍の0.26ベクレル、セシウム137が3.8倍の0.34ベクレル検出されました。
いずれも前の日をやや上回りました。
一方、30日と29日、福島第一原発の沿岸と沖合の6か所で行った調査では、1号機と2号機の放水口から南におよそ7キロ付近の沿岸で放射性セシウムが検出されましたが、基準を大幅に下回りました。

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