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1月30日のニュース

第一原発 新たに4か所水漏れ

  • 4号機

水の凍結が原因とみられる水漏れが相次いでいる東京電力福島第一原子力発電所で、29日夜から30日にかけて、新たに4か所で水漏れが見つかり、東京電力は、パトロールを強化するほか、設備を保温材で覆うなどの対策を急ぐことにしています。
福島第一原発では、29日、4号機の使用済み燃料プールを冷やす装置など14か所で、合わせて8トン近い水が漏れているのが見つかり、いずれも水が凍結して膨張し、部品が壊れたり、ゆるんだりしたのが原因とみられています。
東京電力によりますと、30日午前9時すぎに、原子炉に水を送る配管の弁から水が漏れているのが見つかったほか、29日夜6時半ごろには、汚染水から塩分を取り除く装置でもおよそ30リットルの水が漏れるなど、29日夜から30日にかけて新たに4か所で水漏れが見つかりました。
東京電力は、漏れた水はいずれも海などへの流出はないとしていますが、凍結が原因とみて調べています。
福島第一原発の周辺では、30日朝も最低気温が氷点下8度7分まで下がり、東京電力は冷え込みが厳しい早朝にパトロールを強化するほか、配管や装置を保温材で覆うなどの対策を急ぐことにしています。
東京電力の松本純一本部長代理は「凍結防止対策が行き届いていない設備があり、今後も厳しい冷え込みが続くとみられるので、至急、不十分なところの対策を急ぎたい」と話しています。

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