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12月24日のニュース

取水口付近 濃度横ばい続く

東京電力福島第一原子力発電所の周辺で、23日、採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、3号機の取水口付近では前の日をやや下回りましたが、全体では横ばいの傾向が続いています。
福島第一原発の周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
23日、2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たり、セシウム134が国の基準の2.5倍の0.15ベクレル、セシウム137が2.2倍の0.2ベクレル検出されました。
また、3号機の取水口付近では、セシウム134が基準の4.2倍の0.25ベクレル、セシウム137が4倍の0.36ベクレル検出されました。
3号機の取水口付近では前の日をやや下回りましたが、全体では横ばいの傾向が続いています。
一方、23日と22日、沿岸と沖合の合わせて9か所で行った調査では、福島第一原発の5号機と6号機の放水口から北におよそ30メートル付近など3か所で放射性セシウムが検出されましたが、いずれも基準を大幅に下回りました。

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