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12月19日のニュース

取水口付近の濃度 横ばい続く

東京電力福島第一原子力発電所の2号機と3号機の取水口付近で、18日採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、前の日から大きな変化はなく、横ばいの傾向が続いています。
福島第一原発の周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
18日、2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たりセシウム134が国の基準の2.2倍の0.13ベクレル、セシウム137が1.9倍の0.17ベクレル検出されました。
また、3号機の取水口付近では、セシウム134が基準の4.7倍の0.28ベクレル、セシウム137が4.1倍の0.37ベクレル検出されました。
いずれも前の日から大きな変化はなく横ばいの傾向が続いています。
一方、18日、沿岸の4か所で行った調査では、福島第一原発の5号機と6号機の放水口から北におよそ30メートル付近などすべての場所で放射性セシウムが検出されましたが、いずれも基準を大幅に下回りました。

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