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12月7日のニュース

海水の放射性物質 濃度横ばい

東京電力福島第一原子力発電所の2号機と3号機の取水口付近で6日に採取された、海水に含まれる放射性物質の濃度は、5日とほぼ変わらず、横ばいの傾向が続いています。
福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで、東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
このうち、6日、2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たり、▽セシウム134が国の基準の3.2倍の0.19ベクレル、▽セシウム137が2.6倍の0.23ベクレル検出されました。
また、3号機の取水口付近では、▽セシウム134が基準の4.7倍の0.28ベクレル、▽セシウム137が4倍の0.36ベクレル検出されました。
いずれも5日とほぼ変わらず、横ばいの傾向が続いています。
一方、6日に沿岸の4か所と、5日に沖合いの8か所で行った調査では、合わせて3か所で放射性セシウムが検出されましたが、いずれも基準を大幅に下回りました。

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