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12月3日のニュース

第一原発周辺 海水濃度横ばい

東京電力福島第一原子力発電所の周辺で、2日に採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、全体としては横ばいの傾向が続いています。
福島第一原発周辺では、4月と5月に、海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
このうち、2日に2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たり▽セシウム134が国の基準の3.2倍の0.19ベクレル検出され、前の日を下回りましたが、▽セシウム137は前の日と同じ2.9倍の0.26ベクレル検出されました。
また、3号機の取水口付近では▽セシウム134が基準の7.2倍の0.43ベクレルで前の日をやや上回りましたが、▽セシウム137が前の日と同じ5.8倍の0.52ベクレルで、2号機と3号機ともに全体としては横ばいの傾向が続いています。
一方、2日に沿岸の4か所で行われた調査では、すべての地点で放射性セシウムが検出されましたが、基準を大幅に下回りました。

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