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12月1日のニュース

海水の放射性物質濃度 横ばい

東京電力福島第一原子力発電所の2号機と3号機の取水口付近で、先月30日に採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、前の日と大きく変わらず、全体でも横ばいの傾向が続いています。
福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで、東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
このうち、先月30日に2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たり、セシウム134が国の基準の3.5倍の0.21ベクレル、セシウム137が3倍の0.27ベクレル検出されました。
また、3号機の取水口付近では、セシウム134が基準の3.2倍の0.19ベクレル、セシウム137が2.6倍の0.23ベクレル検出されました。
いずれも前の日と大きく変わらず、全体でも横ばいの傾向が続いています。
一方、先月30日に沿岸の4か所で行われた調査では、3か所で放射性セシウムが検出されましたが、基準を大幅に下回り、11月29日沖合の10か所で行われた調査では、放射性物質は検出されませんでした。

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