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11月25日のニュース

海水の放射性物質濃度 横ばい

東京電力福島第一原子力発電所の2号機と3号機の取水口付近で24日採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、いずれも前の日を上回りましたが、値に大きな変化はなく全体でも横ばいの傾向が続いています。
福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
このうち、24日、2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たりセシウム134が国の基準の3.2倍の0.19ベクレル、セシウム137が2.7倍の0.24ベクレル検出されました。
また、3号機の取水口付近ではセシウム134が基準の7.8倍の0.47ベクレル、セシウム137が6.2倍の0.56ベクレル検出されました。
いずれも前の日を上回りましたが、値に大きな変化はなく、全体でも横ばいの傾向が続いています。
一方、24日と23日、沿岸と沖合の合わせて11か所で行われた調査では、沿岸の4か所で放射性セシウムが検出されましたが、ともに基準を大幅に下回りました。

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