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11月23日のニュース

東電福島第一原発周辺 海水濃度横ばい

東京電力福島第一原子力発電所周辺で、22日に採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、大きな変化はなく、横ばいの傾向が続いています。
福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで、東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
このうち、22日に2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たり、▽セシウム134が国の基準の2.3倍の0.14ベクレル、▽セシウム137が1.7倍の0.15ベクレル検出され、前の日をやや上回りました。
また、3号機の取水口付近では、▽セシウム134が基準の6.8倍の0.41ベクレル、▽セシウム137が5.6倍の0.5ベクレル検出され、こちらは前の日を下回りました。
ただ、いずれも値に大きな変化はなく、2号機と3号機の取水口付近は、ともに横ばいの傾向が続いています。
一方、22日と21日、沿岸と沖合いの合わせて10か所で行われた調査では、沿岸の3つの地点で放射性セシウムが検出されましたが、基準を大幅に下回っていました。

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