東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

11月16日のニュース

川底の放射性物質 河口に移動

東京電力福島第一原子力発電所周辺の市町村を流れる河川の調査で、河口付近の泥や砂に含まれる放射性物質の濃度が上昇していることが分かり、専門家は、「上流から海に向かって放射性物質が移動していると考えられる」としています。
環境省は、福島第一原発の事故の影響を調べるため、周辺の市町村を流れる河川で、放射性物質の測定を行っていて、新たに南相馬市などの河川で、9月に採取した泥や砂を分析しました。
その結果、1キログラム当たりの放射性セシウムの濃度は、県北部を東西に流れる新田川の上流の飯舘村草野で3200ベクレル、河口付近に当たる南相馬市原町区で1万3000ベクレルでした。
5月に行った調査と比較すると、濃度は上流で5分の1に減った一方、河口付近では3倍余りに増えていました。
また、新田川の北を流れる真野川の河口付近に当たる南相馬市鹿島区でも、2万8000ベクレルと、濃度は、5月の2倍に上昇していました。
これについて、放射性物質に詳しい近畿大学の山崎秀夫教授は、「上流から海に向かって川底の泥などに結びついた放射性物質が移動していると考えられる。河口付近の濃度の変化に注意する必要がある」と話しています。

11月16日のニュース一覧