東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

11月1日のニュース

放射性テルルと銀の拡散状況判明

東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質のうち、「テルル」と「銀」の拡散した状況が判明し、文部科学省は最も濃度が高かった地点での被ばく量はいずれもセシウム137の1%未満にとどまるとしています。
文部科学省は6月から7月にかけて福島第一原発から100キロ圏内のおよそ2200地点で採取した土を改めて分析し、放射性物質のうち、これまで把握が進んでいなかった「テルル129m」と「銀110m」の濃度を測定しました。
その結果、テルルは800地点、銀は350地点で検出され、6月の時点の値に換算してそれぞれ地図に示しました。
このうちテルルは、原発の北西方向や南方向に拡散していて、セシウム137との比率は原発からの距離に関係なく5分の1程度とほぼ一定でした。
ただ、南方向の沿岸部では高くなる傾向があったということです。
これに対し銀の濃度は、福島県の沿岸の南北に沿って比較的高くなっていましたが、セシウム137との関連は見られませんでした。
今回の調査で最も濃度が高かった地点での被ばく量をセシウム137と比較すると、テルルで0.03%、銀で0.16%といずれも1%未満にとどまり、文部科学省は、被ばくや除染対策を進める際には、今後もセシウムの濃度に着目することが適切だとしています。

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