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10月30日のニュース

官房副長官“中間貯蔵の場所早急に”

齋藤官房副長官は、福島市で記者団に対し、放射性物質を取り除く除染で出る土などを保管する中間貯蔵施設について、福島県側と協議し、早急に設置場所を選定したいという考えを示しました。
政府は29日、放射性物質に汚染された土などを福島県内で地域ごとに設けられる仮置き場に3年間ほど保管したあと、県内に建設する予定の中間貯蔵施設に最長で30年間保管し、最終処分は福島県外で行うなどとした工程表を発表しました。
こうしたなかで、齋藤官房副長官は30日、福島県を訪れ、放射性物質を取り除く除染活動や仮置き場を視察しました。
このあと、齋藤副長官は記者団に対し、仮置き場の確保について「国ができることは財政的な面も含めて努力するが、仮置き場の場所を探すことについては、相当、地域の方々や自治体の方々で努力していただき、国と相談するということだ」と述べました。
そのうえで、齋藤副長官は「一日も早く中間貯蔵施設を確保するということで、国が県とも相談し、そして、全国的な視点に立って、最終処分場を含めて確保したい」と述べ、福島県側と協議し、早急に中間貯蔵施設の設置場所を選定したいという考えを示しました。

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