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10月21日のニュース

2・3号機取水口 濃度横ばい

東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水の調査で、20日に2号機と3号機の取水口付近で採取された海水の放射性物質の濃度は、前の日と比べて僅かに変動はあったものの、全体として横ばいの傾向が続いています。
福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで東京電力が海水を採取し、放射性物質について調べています。
このうち、20日に2号機の取水口付近では海水1cc当たりセシウム134が国の基準の4.7倍の0.28ベクレル、セシウム137が3.3倍の0.3ベクレルでした。
また、3号機の取水口付近では、セシウム134が基準の13倍の0.78ベクレル、セシウム137が11倍の0.95ベクレルでした。
いずれも変動は僅かで、全体として横ばいの傾向が続いています。
また、沿岸の4か所で行われた調査では、5号機と6号機の取水口から北に30メートル付近の海水から国の基準を下回る微量の放射性セシウムが検出されましたが、これ以外の場所では検出されませんでした。

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