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10月9日のニュース

2・3号機付近 濃度前日を上回る

東京電力福島第一原子力発電所周辺で8日に行われた海水に含まれる放射性物質の濃度の調査で、2号機と3号機の取水口付近は、いずれも前の日の濃度を上回りました。
福島第一原発周辺では、4月と5月に高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで、東京電力が海水を採取し、放射性物質の濃度を調べています。
このうち2号機の取水口付近では、1cc当たり、セシウム134が国の基準の5.3倍の0.32ベクレル、セシウム137が4.4倍の0.4ベクレル、3号機の取水口付近では、1cc当たり、セシウム134が国の基準の20倍の1.2ベクレル、セシウム137が16倍の1.4ベクレル、検出されました。
2号機、3号機とも、いずれの値も前の日を上回りましたが、東京電力は「変動の範囲内」としています。
沿岸の4か所で行われた海水の調査では、放射性物質は検出されませんでした。

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