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9月24日のニュース

2・3号機取水口 濃度低下

東京電力福島第一原子力発電所周辺で23日行われた海水の調査で、放射性セシウムの濃度は、2号機と3号機のいずれの取水口付近でも前の日より下がりました。
福島第一原発周辺では、東京電力が取水口付近などで海水を採取し、放射性物質の濃度を調べています。
このうち、23日、2号機の取水口付近で採取した海水から検出された放射性物質は、1cc当たり▽セシウム134が国の基準の1.1倍の0.066ベクレル、▽セシウム137が1倍の0.094ベクレルで、前の日に比べて下がりました。
この2号機の取水口付近の海水からは、4月にセシウム137が国の基準の110万倍の濃度で検出されています。
一方、3号機の取水口付近では、1cc当たり▽セシウム134が基準の25倍の1.5ベクレル、▽セシウム137が19倍の1.7ベクレルで、いずれも前の日に比べて下がりました。
沿岸の海水調査では、福島第一原発5号機と6号機の放水口の北側およそ30メートルでセシウム134が検出されましたが、国の基準値以下でした。
そのほかの沿岸で、放射性物質は検出されませんでした。
沖合の海水の調査は、23日は実施されませんでした。

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