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9月9日のニュース

海水の放射性物質 2日連続濃度減少

東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水の調査で、8日、放射性セシウムの濃度は、2号機と3号機の取水口付近ともに、2日連続で前の日を下回りました。
福島第一原発周辺では、東京電力が取水口付近などで海水を採取し、放射性物質の濃度を調べています。
このうち、8日、2号機の取水口付近で採取した海水から検出された放射性物質は、1cc当たり、セシウム134が国の基準の3.8倍の0.23ベクレル、セシウム137が3.1倍の0.28ベクレルで、2日連続で前の日を下回りました。
この場所では、4月に国の基準の110万倍のセシウム137が検出されましたが、その後減少し、最近は横ばい傾向が続いています。
3号機の取水口付近では、セシウム134が基準の1.8倍の0.11ベクレル、セシウム137が1.3倍の0.12ベクレルで、こちらも2日連続で前の日を下回りました。
このほか、福島第一原発の沿岸と沖合の14か所で採取した海水からは、いずれも放射性物質は検出されませんでした。

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