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8月29日のニュース

第二原発 格納容器に作業員入り調査

東京電力福島第一原子力発電所とともに事故を起こした、福島第二原発では、29日午前中から、4号機の原子炉を覆う格納容器の中に作業員が入り、内部が破損しているかや、放射線の量を調べています。
福島第一原発と第二原発で、事故のあと、格納容器に人が入るのは初めてです。
福島第二原発は、3月11日の地震で4つの原子炉がすべて自動停止したあと、4号機を含む3つの原子炉では、海水を使って原子炉を冷やす設備の一部が津波によって壊れ、十分に冷やすことができなくなりました。
このうち、4号機の原子炉は、外部電源を使った冷却によって、地震の4日後に100度以下の冷温停止状態となり、東京電力はその後も原子炉の状態が安定しているとして、29日午前10時すぎから、およそ10人の作業員が原子炉を覆う格納容器の中に入り、内部の調査をしています。
福島第二原発の4号機は、原子炉の圧力が一時高くなるなどしており、東京電力は設備が壊れているかを調べるとともに、内部の放射線量や温度などを測定するということです。
福島第一原発と第二原発で、事故のあと、格納容器に人が入るのは初めてで、東京電力は、29日の調査で得られた結果を基に、今後内部で作業をするために必要な装備などを検討していくということです。

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