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8月22日のニュース

2・3号機取水口付近の濃度上昇

東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水の調査で、21日、2号機と3号機の取水口付近で採取した海水の放射性セシウムの濃度は、前の日を上回りました。
福島第一原発周辺では、東京電力が、原発の取水口付近のほか、沿岸や沖合で海水を採取し、放射性物質の濃度を調べています。
このうち、2号機の取水口付近で21日に採取された海水からは、1cc当たり、セシウム134が国の基準の6.8倍の0.41ベクレル、セシウム137が5.4倍の0.49ベクレル検出されました。
この場所は、4月に国の基準の110万倍のセシウム137が検出されたあと減少し、最近は横ばい傾向が続いています。
3号機の取水口付近では、セシウム134が国の基準の18倍の1.1ベクレル、セシウム137は13倍の1.2ベクレルで、放射性セシウムの濃度は、2号機の取水口付近とともに前の日を上回りました。
このほか、沿岸と沖合の合わせて9か所で行われた調査では、5号機と6号機の取水口から北に30メートル付近の海水から、国の基準を僅かに上回る放射性セシウムが検出されましたが、これ以外の場所では検出されませんでした。

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