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8月18日のニュース

2、3号機取水口 濃度下回る

東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水の調査で、17日、2号機と3号機の取水口付近で採取した海水の放射性セシウムの濃度は、2日続けて前の日を下回りました。
福島第一原発周辺では、東京電力が原発の取水口付近のほか沿岸や沖合で海水を採取し、放射性物質の濃度を調べています。
このうち2号機の取水口付近で17日に採取された海水からは、1cc当たりセシウム134が国の基準の5.3倍の0.32ベクレル、セシウム137が3.9倍の0.35ベクレル検出されました。
この場所は4月に国の基準の110万倍のセシウム137が検出されたあと濃度は低下していましたが、最近は横ばい傾向になっています。
3号機の取水口付近ではセシウム134が国の基準の8.3倍の0.5ベクレル、セシウム137は6.6倍の0.59ベクレルで、放射性セシウムの濃度は、2号機の取水口付近とともに2日続けて前の日を下回りました。
このほか、沿岸と沖合の合わせて7か所で行われた調査では、5号機と6号機の放水口から北側に30メートル付近で採取した海水から、国の基準を下回る微量のセシウム137が検出されましたが、これ以外に放射性物質は検出されませんでした。

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