東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

8月15日のニュース

2・3号機取水口付近 濃度僅かに上昇

東北地方と関東地方各地で計測された屋外の放射線量です。
東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水の調査で、14日に2号機と3号機の取水口付近で採取した海水の放射性セシウムの濃度は、いずれも前の日に比べ、僅かに上昇しました。
福島第一原発周辺では、東京電力が、原発の取水口付近のほか、沿岸や沖合で海水を採取し放射性物質の濃度を調べています。
このうち2号機の取水口付近で14日に採取された海水からは、1cc当たり、セシウム134が国の基準の2.8倍の0.17ベクレル、セシウム137が2.2倍の0.2ベクレル検出され、濃度は、いずれも前の日に比べて僅かに上昇しました。
この場所は、4月に国の基準の110万倍のセシウム137が検出されたあと、減少傾向が続いています。
3号機の取水口付近では、セシウム134が国の基準の2.5倍の0.15ベクレル、セシウム137は2.3倍の0.21ベクレルで、こちらも前の日に比べて僅かに上昇しました。
このほか、沿岸と沖合の合わせて9か所で14日に採取した海水からは、いずれも放射性物質は検出されませんでした。

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