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7月24日のニュース

1号機 6日連続100度以下

東京電力福島第一原子力発電所では、1号機の原子炉の底の部分の温度が冷却システムが本格稼働したあと、24日まで6日続けて100度以下となりました。
東京電力は原子炉に入れる水の量を増やした結果、冷える傾向にあるとしていますが、冷却システムには不安定さが見られることから改善を急ぎたいとしています。
東京電力によりますと、福島第一原発の1号機は、原子炉の底の部分につけた温度計の値が、今月19日以来、6日続けて100度以下となり、現在は96度から97度と安定冷却の鍵となる循環注水冷却が先月下旬に始まってから最も低い状態となっています。
これについて東京電力は、原子炉に入れる水の量をやや増やした結果、温度が下がったとしており、この状態を当面維持したいとしています。
原子炉の内部の核燃料は熱を出し続けていることから継続的に冷やすことが必要で、今月18日から始まった収束の手順を示した工程表では、来年1月までの「ステップ2」の目標に原子炉の底の部分の温度を100度以下に維持することを挙げています。
しかし、循環注水冷却のシステムは、1号機に入れる水の量が徐々に減ってしまうなど不安定さが見られることから、東京電力はシステムを安定させるための改善を急ぎたいとしています。

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