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7月11日のニュース

3号機取水口付近の濃度上昇

  • 2号機
  • 3号機

東京電力が、福島第一原子力発電所周辺で行っている海水の調査結果です。
10日採取した海水の放射性物質の濃度に大きな変動はありませんが、最も高い値を示した3号機の取水口付近では、前の日を上回り、基準の27倍となっています。
福島第一原発周辺では、東京電力が原発の取水口付近のほか沿岸や沖合で海水を採取し、含まれる放射性物質の濃度を調べています。
10日、3号機の取水口付近で採取した海水からは、セシウム134が国の基準の27倍にあたる1ccあたり1.6ベクレル、セシウム137は基準の19倍にあたる1.7ベクレルが検出され、前の日から上昇しました。
この場所は5月に高濃度の汚染水が流れ込み、直後に国の基準の2万倍にあたる放射性物質が検出されましたが、その後、値は減少傾向が続いています。
また、4月に基準の750万倍のヨウ素131が検出された2号機の取水口付近の濃度は、基準の0.75倍と前の日をやや上回りました。
一方、福島第一原発の沿岸と沖合7か所で行った調査では、このうちの3か所で放射性セシウムが検出されましたが、いずれも国の基準値以下でした。
東京電力は「海水中の放射性物質の濃度は、横ばいか若干の減少傾向にある」としています。

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