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6月28日のニュース

海底の土からもストロンチウム

東京電力福島第一原子力発電所の沖合の海底の土から放射性ストロンチウムが初めて検出されました。
放射性ストロンチウムは骨に蓄積する性質があり、原子力安全委員会は、海産物への影響を慎重に調べる必要があるとしています。
放射性ストロンチウムが検出されたのは、福島第一原発から南北におよそ20キロ離れた場所の沖合およそ3キロに当たる2つの地点で、東京電力が2日に行った海底の土の調査で、ストロンチウム90とストロンチウム89が検出されました。
放射性ストロンチウムは、体内に吸い込むと骨に蓄積してがんを引き起こすおそれがあるとされ、このうち、放射線量が半分になる「半減期」が29年と長いストロンチウム90は、海底の土1キログラム当たり最大で44ベクレルでした。
今回の事故の影響で、放射性ストロンチウムはすでに海水や陸上の土から検出されていますが、海底の土から検出されたのは初めてで、原子力安全委員会の加藤重治審議官は「海産物にどのように蓄積されるのかよく分かっていないため、影響を慎重に調べる必要がある」としています。
放射性ストロンチウムの海産物への影響を巡っては、農林水産省が茨城県沖や千葉県沖でとれた魚介類を対象に調査を行っていて、これまでのところ検出されていません。

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