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1号機の圧力 大気圧とほぼ同じ

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核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」が起きたとみられる東京電力福島第一原子力発電所の1号機で、原子炉の状態を正確に把握するため新たに圧力計が設置された結果、原子炉の圧力が外の気圧とほとんど変わらないことが分かり、原子炉の損傷が改めて裏付けられました。
福島第一原発の1号機はメルトダウンによって原子炉に穴が開き、さらに格納容器も損傷したとみられ、漏れ出した高濃度の汚染水が原子炉建屋の地下に大量にたまっています。
原子炉の圧力は、運転時には70気圧程度ですが、1号機では、事故後、一時、データが取れなくなったあと、およそ6気圧を示していて、圧力計のデータが疑問視されていました。
このため、東京電力が、3日、新たな圧力計を設置して、原子炉の圧力を測り直したところ、4日午前11時の時点で1.26気圧と、大気圧、つまり外の気圧とほとんど変わらないことが分かり、原子炉が損傷して外部と通じていることが改めて裏付けられました。
これについて、東京電力は「1.26気圧は、外の気圧をわずかに上回っていることから、原子炉の中に蒸気がたまっている状態で、大きな穴までは開いていないとみられる」としています。
東京電力は、今後、2号機と3号機でも、原子炉建屋の作業環境が整えば、同様の圧力計を取り付けて原子炉の状態を正確に把握することにしています。

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