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6月1日のニュース

汚染水ためた施設 低下止まる

  • 2号機
  • 3号機

東京電力福島第一原子力発電所で、高濃度の放射性物質に汚染された水をためた施設で続いていた水位の低下は、これまでにほぼ止まりました。
汚染水は隣接する地下通路に漏れているのが見つかっていますが、東京電力は、周辺の地下水などほかに漏れ出していないか引き続き調べています。
東京電力福島第一原子力発電所3号機のタービン建屋の地下には、高濃度の放射性物質に汚染された水が大量にたまっていて、作業の妨げになっています。
汚染水は敷地内の別の施設に移送されていましたが、電源関係の作業で移送を止めたあとの先月26日、ためた汚染水の水位が下がり始めているのが分かり、その後、隣接する地下通路に漏れているのが見つかりました。
東京電力によりますと、施設側の水位と地下通路側の水位が近づいたところで、施設側で続いていた水位の低下がほぼ止まったということです。
このため、東京電力は、減った汚染水のすべてが地下通路に漏れたとみていますが、周辺の地下水などほかに漏れ出していないか引き続き地下水の放射性物質を調べて監視することにしています。
先月31日に発表された地下水の分析結果によりますと、汚染水をためた施設の東側の地下水で、放射性セシウムの濃度が先月28日以降、徐々に上昇する傾向がみられますが、東京電力は、ここ数日の雨とともに放射性物質が地下水に流れ込んだという見方をしています。
一方、雨の影響で、原子炉建屋の地下などでは汚染水の水位が上昇しました。
先月31日午後5時現在、トレンチと呼ばれるトンネルのたて穴では、汚染水の水面から地上までの高さが2号機で36.6センチ、3号機で27.8センチとなっています。
今後も梅雨の大雨などで汚染水が漏れ出すおそれがあるとして、東京電力は、新たな保管場所の確保など、対応を検討しています。

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