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5月27日のニュース

IAEA 福島第一原発を視察

東京電力福島第一原子力発電所の事故調査のために来日したIAEA=国際原子力機関の調査団は、27日、福島第一原発を視察し、吉田所長から事故の経緯や対応について説明を受けたほか、施設の被害状況などを確認しました。
IAEAの調査団は、イギリスやフランス、韓国など12か国の専門家18人で構成され、今月24日から日本で調査活動を始め、27日、福島第一原発を視察しました。
東京電力によりますと、IAEAのウェイトマン団長らは、27日午前10時に福島第二原発の施設を訪れ、福島第一原発の吉田昌郎所長から今回の事故の経緯や対応のほか、地震や津波による施設の被害状況について説明を受けたということです。
そのあと、調査団は、福島第一原発の1号機から4号機を外観から視察し、このうち3号機では水素爆発で原子炉建屋の壁が激しく壊れ、中の鉄骨がむき出しになっている様子などを確認したということです。
視察は5時間に及び、調査団は、復旧作業の拠点となっている「免震重要棟」と呼ばれる施設を訪れたほか、原子炉が冷温停止している6号機で非常用のディーゼル発電機について説明を受けたということです。
調査団は、28日以降、経済産業省など関係省庁から改めて説明を受ける予定で、来月1日に今回の調査結果の概要を日本政府に提出することにしています。

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