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5月22日のニュース

1号機窒素注入 3時間余中断

東京電力福島第一原発1号機で、水素爆発を避けるために行われている原子炉格納容器への窒素ガスの注入が、21日の午後、機器のトラブルによって3時間余りにわたって中断していたことが分かり、東京電力は、格納容器の圧力などのデータから大きな問題にはなっていないとしていますが、機器のトラブルの原因を調べています。
東京電力は、3月に水素爆発が起きた福島第一原発の1号機で再び爆発が起きるのを防ぐため、原子炉格納容器への窒素ガスの注入を続けています。
これについて、東京電力の社員が21日の午後3時半すぎ、建屋の外にある窒素を注入する装置の運転状況を定期的に確認するパトロールをしていたところ、止まっているのに気づいたということで、東京電力は午後5時すぎに予備の装置に切り替えて注入を再開しました。
東京電力によりますと、窒素注入が中断していたのは、格納容器の圧力のデータなどから21日の午後2時ごろから3時間余りと推測されるということです。
東京電力は、格納容器の圧力の変動は僅かで、爆発の危険性が高まるなど大きな問題にはなっていないとしていますが、装置が何らかのトラブルを起こした可能性が高いとみて原因を調べています。

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