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5月21日のニュース

一時帰宅 暑さ対策で新防護服

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、原発から20キロ圏内の警戒区域の住民が一時帰宅する際に着用する防護服について、国は、暑さ対策のため、これまでより材質が薄く、上下分かれたタイプの防護服を22日の一時帰宅から使用することになりました。
警戒区域の住民の一時帰宅は今月10日から始まっていますが、これまでに一時帰宅した川内村や葛尾村の住民からは「防護服が暑い」という指摘が相次ぎ、暑さ対策が課題となっていました。
国の原子力災害現地対策本部が20日に公表した新しい防護服は、従来の「つなぎ」型ではなく、上下分かれた「セパレート型」で、上着と帽子は放射線医療の現場などで使われ、従来より生地も薄くなっています。
国の原子力災害現地対策本部は「従来の防護服と比べて薄くなっているが、放射性物質が通り抜けることはなく、体への付着を防ぐことができると考えている」と説明しました。
新しい防護服は22日行われる田村市の一時帰宅から使用される予定です。

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