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5月18日のニュース

2号機 水蒸気充満で作業難航

東京電力福島第一原子力発電所では、原子炉の安定的な冷却に向けた作業を進めるため、18日、2号機の原子炉建屋に、爆発が起きて以来、初めて作業員が入り、放射線の量などを調べました。
しかし、建屋の中には水蒸気が充満して作業は思うように進まず、東京電力は、水蒸気の発生源の1つとみられる使用済み燃料プールの冷却を急ぐ方針です。
福島第一原発では、格納容器から漏れ出した水を原子炉に循環させて冷却を進める計画が、17日に発表された新たな工程表に盛り込まれ、原子炉建屋の中での作業環境を整える必要に迫られています。
これまでに、1号機の原子炉建屋には作業員が入って放射線の量を減らす作業などを行っていましたが、2号機の建屋にも、18日午前9時半前から東京電力の作業員4人が入って、内部の放射線量の測定を行い、最も高い場所で1時間当たりおよそ50ミリシーベルト、低いところで10ミリシーベルト以下だったことが分かりました。
作業員が2号機の原子炉建屋に入ったのは、震災から4日後の3月15日に爆発が起きて以来、初めてです。
しかし、2号機の原子炉建屋の中は、水蒸気が充満して、作業を思うようには進めることができず、4人の作業員は14分間で退出しました。
被ばくの量は、1人当たり3から4ミリシーベルトで、東京電力は「放射線の数値は、それほど高くはなかった」としています。
東京電力は、今後、2号機での作業環境を改善するため、水蒸気の発生源の1つとみられる使用済み燃料プールの冷却を急ぐ方針です。
燃料プールの冷却は、17日に発表した新たな工程表でも前倒しして実施されることが決まっており、2号機では、早ければ今月末にも空冷式の冷却装置を稼働させる方針です。
これについて、東京電力の松本純一本部長代理は「2号機の湿度が高いのは、損傷しているとみられる圧力抑制室の影響も考えられるが、燃料プールからも水が蒸発している。1号機や3号機と違って、建屋の屋根が残っているために蒸気が充満しており、プールの冷却を進めれば、水蒸気を減らすことができるのではないか」と話しています。

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