東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

5月18日のニュース

東電 福島第一原発最新映像を公開

東京電力は17日、6日に撮影された福島第一原子力発電所の映像を公開しました。
映像には、津波や爆発による被害の大きさや、作業員が寝泊まりしている免震重要棟の中の様子も映されています。
公開された映像には、津波の影響で圧力抑制室に水を供給するタンクの海側や下の部分がへこみ、近くには、津波に流された乗用車が横転している様子が映されています。
1号機からおよそ500メートル離れた事務本館の近くには巨大な重油タンクが流れてきています。
その事務本館は窓ガラスがほとんどが割れ、オフィスには資料などが散乱しています。
水素爆発による爆風の影響とみられます。
一方、作業員たちが寝泊まりしている免震重要棟と呼ばれる施設では、放射性物質が入り込まないよう、作業員がこまめに出入り口を開け閉めする様子や、体についた放射性物質を落とす作業などが分かるほか、荷物を手渡しでリレーして運ぶ様子も見られます。
作業員がくつろぐスペースには、東京電力の同僚から送られた千羽鶴と、「絆」と書かれた励ましの手紙もありました。
一方、放射性物質の漏えい防止に向けた取り組みも撮影されていて、緑色の飛散防止剤を特殊な車両で散布する様子や、放射線を発するがれきをコンテナに詰めて撤去する様子も映されています。

5月18日のニュース一覧