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5月18日のニュース

原発工程表 より厳しい事態も

  • 1号機
  • 2号機
  • 3号機

東京電力福島第一原子力発電所の事故で17日に公表された新しい工程表では、これまでの計画どおり、10月から来年1月ごろまでを目標に原発を安定化するとしています。
しかし2号機と3号機では、いまだに被害の実態がつかめていないほか、予期せぬ汚染水の増加や高い放射線量の現場といった課題も多く、より厳しい事態になることも想定した対応が求められます。
東京電力が17日に発表した福島第一原発の事故の収束に向けた新しい工程表では、10月から来年1月ごろまでを目標に原発を安定化するというスケジュールは変えず、この1か月の間に判明した新たな課題などを反映した内容になっています。
記者会見した、東京電力の武藤栄副社長は「予定どおりのものや予定より早いもの、中には時間がかかっているものもあるが、全体としては思ったような進捗(しんちょく)だ」という認識を示しました。
しかし、前回、4月に工程表が発表されてからこの1か月の間だけをみても、東京電力が想定していなかった事態が次々に起きています。
1号機の原子炉建屋の地下に大量の水がたまっていたほか、3号機のピットからは高濃度の汚染水が海に漏れ出ています。
さらに2号機と3号機では、冷却機能の回復に必要な原子炉建屋の中に人が入ることができておらず、いまだに被害の実態が明らかになっていません。
このように東京電力が認識を示した「予定どおり」というほど、順調とはいえず、予期せぬ汚染水の増加や、高い放射線量の現場、梅雨や余震の懸念といった課題を抱えています。
今後、想定してなかった作業の進みを妨げる事態が起きるおそれもあり、東京電力にはより厳しい事態になることを想定した対応が求められます。

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