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5月17日のニュース

電源車 ほとんど役に立たず

東京電力福島第一原子力発電所には、3月11日の事故のあと、失った電源を復旧させるためにおよそ70台の電源車が向かいましたが、津波によるがれきの散乱などで作業が難航したうえ、水素爆発の被害も受けて、実際にはほとんど役に立たなかったことが東京電力の調査で分かりました。
福島第一原発では、地震により外部からの電源供給が止まったうえ、非常用の発電機も津波の影響で動かなくなったため、東京電力だけでなく、東北電力や自衛隊などの電源車、合わせておよそ70台が発電所に向かいました。
この電源車がうまく機能したかを東京電力が調査したところ、発電所の敷地内に、津波によって車の進行の邪魔となるがれきが散乱していたり、ケーブルをつなぐ配電盤が水につかって故障したりしていたため、電気をうまく供給できなかったことが分かりました。
それでも、地震の発生からおよそ24時間がたった3月12日の午後3時ごろには、2号機の配電盤にケーブルをつなぎ、電気を供給する準備がいったんは整ったものの、その直後に起きた1号機の水素爆発によってケーブルが損傷し、電源車は自動的に停止したということです。
さらに2日後の3月14日に起きた3号機の水素爆発でも、飛び散ったコンクリート片などによって電源車が被害を受け、電気の供給に支障が出ていました。
結局、福島第一原発では、3月21日に外部からの電源供給が再開するまで電源を確保することはできず、大量に投入された電源車はほとんど役に立っていなかった実態が明らかになりました。

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