東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

5月9日のニュース

がれき処理向け放射線量調査

東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、放射性物質が付着したおそれのあるがれきの処理方法を検討するため、環境省と経済産業省の原子力安全・保安院は、福島県にあるがれきの仮置き場で、放射線量を測定する調査を始めました。
原発事故の影響で、放射性物質が付着したおそれのある福島県内のがれきについては、環境省が、放射線量が比較的高い警戒区域と計画的避難区域では、当面、収集も含め一切の処理を行わず、それ以外の県東部の浜通り地区と県中部の中通り地区では、がれきを仮置き場まで移動させたうえで保管するよう市町村に求めています。
現在の法律では規程がないその後の処理方法を検討するため、環境省と経済産業省の原子力安全・保安院は、福島県内のおよそ120か所の仮置き場で、放射線量を測定する調査を9日から始めました。
このうち、いわき市の仮置き場では、担当者ががれきの表面近くの放射線量を専用の機器で測ったり、付着した放射性物質の濃度を測るためにがれきの一部を持ち帰ったりしていました。
環境省と原子力安全・保安院は、測定結果を分析したうえで、今後、専門家の意見も聞いて具体的な処理方法を決めることにしています。

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