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5月5日のニュース

格納容器冠水措置 安全と報告

東京電力は、福島第一原子力発電所の1号機で、原子炉の安定的な冷却に向けて格納容器を水で満たす「冠水措置」について、地震の揺れなどを考慮しても安全性は確保されるとする報告書をまとめ、経済産業省の原子力安全・保安院に提出しました。
今後は、注水量を増やして、およそ20日間かけて水を満たしたいとしています。
福島第一原発の1号機について、東京電力は、注水量を増やして格納容器を水で満たす「冠水措置」を行うとともに、熱交換器を新設してたまった水を冷やし、原子炉の安定的な冷却を実現したいとしています。
原子力安全・保安院が、東京電力に対し、実施に先立って安全性を確認するよう指示したことを受けて、東京電力は報告書を取りまとめて5日に提出しました。
東京電力によりますと、必要な水の量はおよそ7400トンで、この重量が格納容器や原子炉建屋に加わった場合、地震の揺れを考慮しても強度は保たれるとしています。
ただ、強度を試算するにあたり、地震の揺れの想定は巨大地震の前と変えておらず、水素爆発による建屋の上部の損傷は考慮したものの、巨大地震による建屋の損傷はないと想定したということです。
また、格納容器から水漏れが起きた場合には、原子炉建屋の地下やそこからつながる2号機のタービン建屋の地下に汚染された水が流れ込むと考えられるものの、水位に余裕があるため、外部への流出のおそれはないとしたうえで、水位の監視を強化するとしています。
東京電力は、原子力安全・保安院から了承を受けしだい、原子炉への注水量を現在の1時間当たり6トンから8トンに増やすことにしていて、およそ20日間かけて、格納容器を水で満たしたいとしています。

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